クイックチューンで、カスタムできるエアロダイナミックのセッティングのセットアップについて。
エアロダイナミックって何!?(クルマに詳しい方なら、分かる方もいると思いますがぁ。)
操作安定性を向上させることなんです!!って意味わからんですよねw
身近なものだと、普通の最近の一般のクルマにも、エアロダイナミックパーツが使われていたり、クルマのボディーデザインにも、エアロダイナミックの技術が採用されています。
ダウンフォースの発生をコントロール出来るってことなんです。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ダウンフォース (down force)
車体を、空気の力で、押し付けて、タイヤの摩擦力を上げて、グリップを上げる。
ってことなんです。(自分もあんま分かっていませんでしたがぁwww)
ウイングの角度を調節することで、ダウンフォース量を変えることが出来ますので、ウイングの無いクルマでは、調節が出来ないです。
じゃ~、ダウンフォースの発生を大きくすれば、グリップが上がって、速く走れるんじゃないの~!?
ってなりますがぁ、車体は、ダウンフォースで押し付けられることになるので、下に押し付けられる力が発生するので、直線スピードが遅くなります。
がぁ!!直線スピードが遅くなりますが、ダウンフォースによって、グリップが上がるので、コーナリングスピードが上がります。
F1マシーンが、時速200㎞で、コーナーを駆け抜けることが出来るのも、最新のエアロダイナミックの技術が結晶しているからなんですw、F1マシーンは、最大2トンのダウンフォースが発生しているそうなので、逆さにして 天井を走ることも理論的には可能だそうです。
ダウンフォースの最適なセッティング方法を調べるため、デイトナで実験してみました。
使用したクルマは、ランサーエボリューション Ⅸ GSR/Tuned
このクルマはフロントが10~20、リヤが20~35で、エアロダイナミックが調節可能。
フロント、リヤの比率を12パターンで、実験し、トップとの区間ラップタイム差を、同じ比率で、3回測定し、平均を測定してみました。
設定方法
コース:デイトナ
敵マシーンレベル72
シフトのタイム差が発生しないATモードを選択
車体制御はすべて、OFF
タイヤ:N2
ダウンフォースの効果を分かり安くするため、車高は一番高くに設定し、スプリング、ダンパーは、一番ソフトな状態にし、キャンバー、トーは0に設定。
フロント リヤ タイム
10 20 9.972秒
10 25 9.865秒
10 30 9.930秒
10 35 10.019秒
15 20 9.940秒
15 25 9.734秒
15 30 9.703秒
15 35 9.534秒
20 20 9.522秒
20 25 9.740秒
20 30 9.738秒
20 35 9.568秒
結果は、フロント20、リヤ20が、一番速く走ることが出来ました。
コースのレイアウトは、長いストレートに左に傾いたバンク部分での、測定になるので、アバウトですが。
12パターンのタイムを見て見ると、フロントが、10の場合よりも15、20っと、ダウンフォース量が増すにつれて、タイムが縮む傾向にあるようです。
走って体感したことですが、フロントの設定(15~20)が高い方が、フロントの入りが良く、安定したライン取りが出来ます。
リヤですが、今回の測定では、結果的にフロント20、リヤ20で、ベストタイムが出ましたが、フロントに対して、リヤの設定が高い方が、コーナーの立ち上がりで、向きが変わり易くなりますが、逆リヤの設定が高いと、進入時には、フロントの入りが悪くなりアンダーの傾向にあるようです。
エアロダイナミックの最適なセットアップ!?
コーナーの進入
コーナーの立ち上がり
この2つの操作性向上ってことだと思いますw
フロント10、リヤ20の場合は、フロントの接地感がなく、アンダー気味で、リヤのトラクションも悪いので、ライン一杯使って走るのが、大変でしたw
今度は、リヤを35の場合は、リヤに引っ張られる様な感じで、20の時より、よりアンダー気味。
↑でも、説明しましたがぁ。
フロントの設定を高くすると、進入は良くなるが、立ち上がりで、アンダーが出る。
リヤの設定を高くすると、進入は悪くなるが、立ち上がりで、アンダーが出にくくなる。(リヤを高くすると、アンダーの方向になります。)
ってことに、なりましたぁwww
ってことはですよ!!、進入時は、フロントのダウンフォースが、仕事して、立ち上がりでは、リヤのダウンフォースが仕事してくれるってことですなぁ!!
デイトナのような、オーバルコースでは、直線スピードを犠牲にしないように、(例えばフロント10、リヤ20)弱アンダー気味に設定。
鈴鹿サーキットでは、進入・立ち上がり両方重視で、フロントとリヤの比率を高く設定する(例えばフロント15、リヤ25)
エアロダイナミックを最適にセットアップすることで、コースをトータル的に速く走りましょう!!